いつもお世話になっているS社様よりインサイドドアハンドルリペアの
ご依頼をいただきました。
このタイプは、成型時の可塑剤が経年劣化により表面に浮き出ててくる
ことにより、ベタベタしてしまう状態です。
どうしても人の手が触れる所なので致し方ないのですが、シボも擦れて
部分的に無くなっています。
裏側は更にベタベタ状態です。
本来であれば、外側(車内側)のカバーを取り外した方が作業はしやすい
のですが、ベタベタ状態が進行していて無理に取り外すとドアハンドルの淵
を欠損する恐れがあるため、このまま作業していきます。
作業としては、まずベタベタしている古い表面を除去し、ベタベタを抑制
する液剤を再発防止のために塗布した上で表面を成形、塗装していきます。
ベタベタを除去する段画でシボも無くなってしまうため、塗装で補います。
このままの状態での作業ですので、内側のスプレーガンが入らない一部は、
お客様に了承の上、筆塗りました。目立たない部分であれば問題ないレベル
かと思います。
ドアトリムの他、この様なドアハンドルやウインドウスイッチパネルなども
リペア可能なものもございますので、お気軽にご相談ください。