本日はいつもお世話になっている先輩の助手で天井張り替え作業です。
存在感のある外観です。
そもそも自動車の天井が垂れ(剝れ)てしまうのは、天井生地とライナー(骨組み)の間にあるウレタンが加水分解によって劣化するからですが、輸入車に多く見られる原因として生産国との気候の違いや、化学薬品等特に接着剤の成分が日本では認可されているものが海外では使用できないため、輸入車オーナー様には致し方ない問題の様です。
垂れ下がっている部分をタッカーで押さえている状態です。
これからライナーを取り外していきます。
毎度の事ですが、緊張する作業です。
ライナーを取り外した状態です。
この後、古い生地をライナーから剥がしてライナーに残ったウレタンを除去、クリーニングした上で新しい生地を貼ってきます。
通常は新しい生地を貼るのですが、今回はお客様のご意向で生地を再利用との事でした。
再利用に辺り、タッカー止めの跡(針穴)をモケットシートリペアの要領で埋めていきます。
ライナーを取り付けて完成です。
仕上がりはこの様な感じです。